6299777190465681 2023年6月 | 感染症・リウマチ内科のメモ

2023-06

リウマチ・免疫

ステロイド治療において注意すべきこと

ステロイド治療とは、グルココルチコイド療法(以下GC)のことで、代表的な薬品には、プレドニゾロン、プレドニン、やメドロール があります。ステロイド剤は、炎症を軽減して症状を良くしたり、異常な免疫応答を抑制してくれたりで、自己免疫性疾患の治療...
感染症・内科一般

熱中症の特徴と対応、予防について

当科では発熱性疾患の相談や初診を受けることも多く、この時期ですと熱中症は鑑別から外せません。この時期注意すべき熱中症につき一般の方、医療者の方にも使えるような情報を提供します。まず暑さ指数について・現在の自分の住んでいる場所の気候は、どの程...
リウマチ・免疫

関節リウマチとステロイド使用の安全性

関節リウマチの外来をやっていますとときおりステロイド剤を治療に使用することもあります。しかしリウマチ治療においての主役は抗リウマチ薬や免疫抑制剤、生物学的製剤などであり、ステロイドは消炎鎮痛剤(NSAIDs)などとともに脇役です。使用場面と...
リウマチ・免疫

リウマチ性疾患の疼痛に天候・季節の影響はあるのか?

関節リウマチ(RA)患者さんに限らず、外来をしていますと疼痛や倦怠などの症状への気候変化の影響の訴えはよくあります。とくにこの入梅期は多いですね。調べてみますと、リウマチ性疾患患者(CRD:関節リウマチ(RA)、変形性関節症(OA)、脊椎関...
感染症・内科一般

コプリック斑について (特徴・写真)

前回の続き、麻疹の診断における、特有の口腔粘膜所見とされる、コプリック斑についてですその特徴や注意点などを文献からまとめました日本国内では今後ますます稀な疾患になっていくと思われ、診察の経験のない若手医師も多いのではないでしょうかぜひ参考に...
感染症・内科一般

渡航帰りの感染症 とくに麻疹疑い例への対応、感染対策とは

前回のつづきです。述べましたように近年は、麻疹の疫学は変化し、とりわけ排除国では発生は稀ですが輸入された感染例と主にワクチン不全の人が罹患する疾患という状況を示してきています。さらに頻度は低いが麻疹はワクチン接種者にも出現し得るためさらに複...
感染症・内科一般

修飾麻疹例の経験

最近 、輸入麻疹例 を経験しました 。 以前にも私のブログに書きましたが過去に似た経験があり麻疹抗体検査を出しておいて良かったです。今回はさらに、病歴で東アフリカ滞在と蚊にさされた可能性もあるとのお話で診断検査計画が混乱したこと、結局修飾麻...
リウマチ・免疫

リウマチかもしれないと 思ったときどうする? -早期リウマチ?-  

このブログではかなり専門的な医師向け医療従事者向けの記事を書いていますが、外来などやっておりますと一般の方からもリウマチ診断について質問もあり、一般向けの記事もときおり書くことにします。今回は、リウマチかもしれないと 思ったとき  ですご自...
リウマチ・免疫

ステロイド依存性リウマチ性多発筋痛症

リウマチ性多発筋痛症(以下PMR)は高齢の方に発症しやすいリウマチ性疾患で、首から肩、上腕にかけてと臀部から大腿部にかけての筋肉痛が特徴的です。症状や検査所見もあわせて総合的にリウマチ医が判断して診断治療となりますが、似た状況で発症する疾患...
日記

ブログ開設しました!

静岡県にある総合病院、内科勤務医です。もともと総合診療内科医だったのですが、内科学会指導医、リウマチ学会指導医、感染症学会指導医、ICD(インフェクションコントロールドクター)などの資格を取得、新たに感染症・リウマチ内科が設立され、勤務して...